井上尚弥が幻の「2020インターハイ」Tシャツにメッセージ 米初戦には「インパクトある勝ち方で」と決意新た

幻の『2020インターハイ』Tシャツ作成に協力した(左から)井上尚弥と大橋秀行会長。右は全国高体連ボクシング専門部の富樫実部長(全国高体連ボクシング専門部提供)

 新型コロナウイルスの影響で今年の全国高校総体(インターハイ)が中止となったことから、全国高等学校体育連盟ボクシング専門部が「幻の『2020インターハイ』Tシャツを作成。各都道府県の専門部を通じて、選手に贈呈すると7日に発表した。Tシャツには、趣旨に賛同したプロボクシングWBA&IBF世界バンタム級(53・5キロ以下)統一王者・井上尚弥(27)=大橋=のメッセージがプリントされており、「継続は時に力以上のものを発揮する」と書かれている。Tシャツは一般販売もされる予定。

 井上は4日の練習でTシャツを着用。神奈川・相模原青陵高時代にアマ7冠の井上は、選抜大会中止の憂き目に遭った経験がある。だが「中止になって試合ができなかった事は自分だけではなく、みな同じ。そこが全てではない。目標を切り替えて頑張ってほしい」とエール。「人よりも地道な努力を重ね続けた事が今につながっている」と自身の経験を思い起こしながら、高校生ボクサーらにメッセージを送った。

 4月25日、米ラスベガスでWBO王者ジョンリール・カシメロ(31)=フィリピン=との3団体統一戦がコロナ禍で延期となり、現在交渉中。次戦の相手が決まってから9か月がたち、「日程が決まりかけては延長になることを繰り返している」という。だが、井上は「この状況の中で、いかに自分を保てるかという事だと思うし、準備は常にしている」といい、「ボクシングの本場、ラスベガスでの初戦になります。インパクトのある勝ち方をして世界中のファンにアピールしたいと思います。多くの人に元気・勇気を与えたい。活力を届けたい」と改めて決意を示した。

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