【富山】古豪、石動が決勝進出 4200スイングの2番・丹羽優彰が攻守で大活躍「血まめが3つ破れました」

走攻守で活躍する石動の2番・丹羽

 ◆高校野球富山県代替大会 ▽準決勝 石動5―4高岡向陵(7日・富山市民)

 78年夏の甲子園に出場した富山県の古豪、石動が決勝に進出を決めた。初戦から実力校を次々に打ち破り、2年前の夏4強に続く快進撃。その中でも、打線の軸として、実力を発揮するのが、2番の丹羽優彰(ゆうしょう)中堅手(3年)だ。今大会は打率4割7分1厘をマーク。7日の準決勝も1安打、1盗塁、1犠打と活躍。丹羽は「自分の持ち味は足を生かし、チャンスで1本が打てること。ずっと格上チームとの対戦が続いていたので、まさかここまで勝てるとは」と驚きの表情を浮かべた。

 スイングスピードは、プロ顔負けの146キロをマークする。コロナ禍で休校中は、チームメートとのLINEで練習の目標を交換していた。「誰もこなせない記録を作りたい」と家の前でスイングを開始。午後1時から夜10時まで振り続けて、なんと4200スイングを達成した。「手袋を付けてても、血まめが3つ破れた。忍耐力とスイングフォームが作れました」と手応えをつかんだ。

 兄の晃駿さん(金沢星稜大2年)は石動OBで、2年前の夏は主将として4強入り。丹羽はボールボーイとして目の当たりにした。「この2年間、あの試合をずっと意識してきた。兄貴の分まで勝ちたい」と丹羽。4200スイングで培った打撃力で、兄の雪辱を果たす。(中田 康博)

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