聖地・花園をラグビー部高校生のために無償で貸与へ…「東大阪市の英断だ」と称賛の声

花園ラグビー場全景

 コロナ禍により夏合宿中止などを余儀なくされている高校ラグビー部のために、東大阪市が所有する花園ラグビー場の第1グラウンドを無償で貸し出す計画があることが3日、分かった。大阪府高体連ラグビー専門部を介して希望を募り、府下30チームに8月下旬~9月中旬に2時間ずつ貸し出す計画。各チームは天然芝の同グラウンドを2分割して使用し、試合形式練習のみならず、時間が重なる2チームの話し合いで練習試合も可能だ。

 同ラグビー場の使用料は通常、1時間で2万8700円(スタンドも使用なら7万2500円)だが、“ラグビーのまち”東大阪市は無償提供を決断。あるラグビー関係者は「東大阪市の英断だ」と称賛する。今冬に第100回全国高校ラグビー大会が予定されている聖地・花園で、出場を目指す高校生ラガーたちが、ひと足早く躍動する。

 ◆東大阪市花園ラグビー場 1929年、大阪電気軌道株式会社(現近鉄)が日本初ラグビー専用グラウンドとして創設。32年、日本―カナダ戦で国際試合初開催。63年、全国高校ラグビーの会場に。80年、名称「近鉄花園ラグビー場」に。2015年4月、東大阪市が近鉄から土地部分を購入、建物部分を無償譲渡され現名称。大規模改修を経て19年W杯で4試合開催。第1グラウンドの収容人数は2万7400人。

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