【兵庫】西脇工・東田健臣、3戦連続完封29回0封35K「打たせて取る投球を意識した」…進学予定も3球団スカウト熱視線

力強い投球フォームで社打線を完封した西脇工・東田健臣(カメラ・菅原 美沙)

◆高校野球 兵庫代替大会 ▽3回戦 西脇工6―0社(3日、明石トーカロ)

 兵庫では、プロ注目左腕の西脇工・東田健臣(とうだ・けんしん、3年)が社を6安打無失点に抑え、1回戦から3試合連続の完封を達成した。3試合で29回連続無失点、計35奪三振の快投で4回戦に進出した。

 最後の打者を右飛に打ち取り、力強く拳を握りしめた。東田は最速140キロの直球とカットボールを軸に、緩急をつけた投球で9回6安打無失点7奪三振。「最初は球が荒れていたので、打たせて取る投球を意識していました」と控えめに振り返ったが、投球は三塁すら踏ませない堂々たる内容だった。

 高砂南との1回戦は9回3安打13奪三振で無失点。洲本との2回戦は延長11回まで投げ抜き、3安打15奪三振で無失点だった。これで3試合連続完封で29イニング連続無失点、計35奪三振。「連投で疲れはあったけど、フォームがいい感じでかみあいました」。口ぶりは謙虚そのものだが、左腕の勢いは止まらない。

 対戦した社の先発・牛尾力也投手(3年)は近所に住む幼なじみで、西脇南中時代は牛尾がエースだった。「(活動)自粛期間中も一緒に自主練習をしていました。対戦が決まって『次頑張ろうな』とメッセージを送りました。結構(対戦を)意識してしまいましたね」。先発として投げ合い、2回に牛尾を三飛に打ち取ると笑顔を向けた。牛尾が3回途中で降板したため1打席のみの勝負となったが、「対戦できて良かったです」と親友かつライバルとの最高の時間に声を弾ませた。

 無失点を続けるエースは進学の予定だが、プロ3球団のスカウトが視察に訪れ、中日の山本スカウトは「昨年より投げ方が良くなった。3回以降低めに、丁寧に投げられている」と評価した。174センチの体を大きく使う東田は「(無失点は)意識せず、試合のリズムをしっかりつくっていきたい」と冷静に意気込む。大会最終戦の5回戦まで残り2試合。チームの勝利のために0を並べ続ける。(菅原 美沙)

 ◆東田 健臣(とうだ・けんしん)2003年3月11日、兵庫県西脇市生まれ、17歳。重春小1年時に「西脇レインボーズ」で軟式野球を始め、5年時からは「西脇ワイルドキッズ」に所属。西脇南中では軟式野球部でプレーする。西脇工では1年秋からベンチ入りし、2年秋から背番号1。140キロ超の直球のほかカットボール、スライダー、カーブ、チェンジアップを投げる。参考にしている投手は楽天・松井。174センチ、73キロ。左投左打。

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