【中日】「阿部ちゃん頼んだぞ!」竜党の声に応えた!3安打4打点大ハッスルで連勝導く

7回2死満塁、阿部寿樹が中前2点適時打を放つ

◆JERAセ・リーグ 中日8―0DeNA(16日・ナゴヤドーム)

 中日・阿部寿樹内野手(30)が12打席ぶりの安打をきっかけに3安打4打点と大暴れした。この日の試合前まで7月の打率8分6厘と絶不調だった男に快音が戻り、チームを4カードぶりの勝ち越しへ導いた。

 まずは初回2死一、二塁。フルカウントからDeNA・中川の外角スライダーを逆らわずに振り抜き一、二塁間を破った。先発の新人・岡野を援護する先制適時打。「いいところで打てて良かった」。いつもと変わらず喜び方は控えめだったが9日のヤクルト戦(ナゴヤD)以来の「H」マークに胸をなで下ろした。

 4回無死二塁の第2打席では、がら空きの一塁線を狙いすまし右翼線へ適時二塁打で今季5度目のマルチを達成。最大の見せ場だったのは7回。2死二、三塁で4番・ビシエドが申告敬遠で歩かされた。観客席から「阿部ちゃん頼んだぞ!」の声が飛ぶ中、見事中前に2点適時打をはじき返し試合を決めた。

 それでも阿部は今季初のお立ち台で「ここ最近迷惑をかけていたので打てて良かった」と静かに喜びを表現。3本目の適時打には「ファンの皆さんの声援が力になって打てた安打。いいきっかけになればいい」と締め、最後は誠実な阿部らしく、一塁、三塁、右翼席のファンに頭を下げてロッカーへ戻った。

 1試合4打点は19年8月25日の広島戦(ナゴヤD)以来。この日の練習前には与田監督から「打撃があんまり良くなかったが、守備で貢献してくれているから思い切っていけ」と背中を押され奮起。高橋の離脱で抜けた5番の責任をしっかり果たした。

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