藤井聡太七段に棋聖奪われ…「すごい人出てきた」渡辺明2冠

藤井聡太七段にタイトルを奪われた渡辺明棋聖(提供・日本将棋連盟)

 大阪市福島区の関西将棋会館で16日に指された第91期棋聖戦5番勝負第4局は、先手の渡辺明棋聖(36)=棋王、王将=が挑戦者の藤井聡太七段(17)に110手で敗れ、1勝3敗で失冠した。

 19歳年下の中学生棋士の後輩にタイトルを明け渡した。序盤は渡辺が先手だった第2局と似た展開だったが「広く揺さぶられて形勢を損ねた」結果、終盤には劣勢となり、1分将棋で時間とも格闘。王手を続けて手が尽きると、投了を告げた。

 昨期、棋聖を獲得したが、防衛ならず、2冠に後退。「すぐに取られてしまったのは残念。でも、全体としては競った将棋で負けているので、仕方がない」と自身を納得させた一方、「すごい人が出てきたなという感じです」と藤井七段をたたえた。

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