藤井聡太七段の封じ手は本命の「△8六歩」 王位戦7番勝負第2局は2日目が始まる

立会人の深浦康市九段が封じ手を読み上げる(日本将棋連盟提供)

 将棋の藤井聡太七段(17)が木村一基王位(47)に挑戦する第61期王位戦7番勝負第2局の2日目が14日午前9時2分、札幌市で始まった。

 史上最年少タイトル挑戦者が史上最年長初タイトル獲得者に挑む30歳差対決の第2ラウンドは正念場の2日目を迎えた。

 藤井七段は1日目の最後に自らの手番での「封じ手」を初めて経験。対局再開に際し、立会人の深浦康市九段(48)が封筒にハサミを入れ、開封された。注目の封じ手は△8六歩。飛車を活用して左辺に手を付ける一手で検討陣からも本命視されていた。

 局面は中盤戦だが、一気に激しくなる展開もありそうだ。

 ◆封じ手(ふうじて) 2日制のタイトル戦(竜王・名人・王位・王将)で1日目の対局中断時に行われる慣習。1927年、報知新聞の生駒粂蔵記者が考案した。指定の時刻を迎えた時に手番を持った側は次の一手を自室で紙に記入し、封筒に入れて封をする。図面上で駒の移動を赤文字で記す。両対局者、立会人が封に署名。同じものを2封作り、1つを立会人、もう1つを対局場側が保管する。2日目の朝に開封。封じ手が明かされ、対局が再開される。封じ手がないと手番を持った側が1日目から2日目までの中断の間も考慮し続けられるため、持ち時間の公平性を保つために行われるようになった。囲碁のタイトル戦でも同様に行われる。

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