日本将棋連盟すすきの支部・川合将太さん「藤井聡太七段も20歳になったらビールを飲みに…」 王位戦第2局の舞台・札幌市

木村王位のサイン色紙を手にする日本将棋連盟すすきの支部の川合将太支部長

 将棋の藤井聡太七段(17)が木村一基王位(47)に挑戦している第61期王位戦7番勝負第2局が13日、札幌市で1日目を終えた。第1局で先勝した史上最年少タイトル挑戦者が史上最年長初タイトル獲得者に挑む30歳差対決の第2ラウンド。勝負の舞台となった北海道棋界も沸いている。

 日本将棋連盟すすきの支部でもある札幌市内の飲食店「tabibito(タビビト)キッチン」の店長・川合(かわあい)将太さん(32)は「藤井七段にこんなにも早く北海道に来ていただけるとは思っていませんでした。うれしいです」と熱烈歓迎。過去に棋士、女流棋士計40人が訪れている同店には、昨期も札幌市で行われた王位戦第2局の後、敗れた木村王位も足を運び、苦い酒を傾けている。「藤井七段にも20歳になったらビールでもぜひ…。鹿肉ステーキも食べていただきたいです」。新型コロナウイルスの影響で対局場での大盤解説会が中止になったため、14日午後に同店で解説会を実施。ユーチューブチャンネルでも配信する。

 一方、第2局の盤駒を提供した日本将棋連盟北海道支部連合会の工藤学会長(69)は「木村王位に防衛してほしいし、藤井七段にはタイトルを取ってほしい。複雑な気持ちです」と心境を語る。北海道将棋会館でも2日目の大盤解説を予定。限られた環境の中でも最善を尽くしている。

 北海道は多数の有力棋士が輩出した土地。18歳6か月の史上最年少タイトル獲得記録保持者・屋敷伸之九段(48)、本局の副立会人を務めている野月浩貴八段(47)、木村王位の姉弟子・中井広恵女流六段(51)、前女流王位の渡部愛女流三段(27)らが巣立った場所だ。

 札幌市出身の元王位・広瀬章人八段(33)も「自分も札幌まで伺いたかったです」と本局に熱視線を送る。「王位戦では北海道対局が毎年開催されているので、ファンの方も楽しみにして下さっています。今年は現地での大盤解説会がなくて残念ですが、野月八段がABEMAさんでも解説をされているので、ぜひご覧になって楽しんでいただきたいです」と話している。

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