【阪神】藤川球児がまた火消し失敗…2軍再調整も 日米通算250セーブにあと5でピンチ

9回1死一塁、ソト(左)に勝ち越し2ランを浴びうなだれる藤川(カメラ・岩崎 龍一)

◆JERAセ・リ-グ 阪神2―4DeNA(11日・甲子園)

 勝利を信じた虎党から悲鳴が上がった。高々と舞った白球は無情にも左中間席で弾んだ。藤川は打球の行方を見届け、立ち尽くすしかなかった。「西(勇)や、みんなが頑張ってゲームをつくってくれていたのに、こういう形になり本当に申し訳ないです」。今季2度目の救援失敗。守護神がまたも打ち砕かれ、チームの連勝は4で止まった。

 1点リードの9回にマウンドへ。先頭の大和は右飛に仕留めたが、梶谷に四球を与えた。桑原には粘られた末に8球目の真っすぐを中前にはじき返され、中堅手の植田がまさかの後逸。一塁走者の梶谷が一気にホームを駆け抜け、同点に追いつかれた。さらに、ソトに浮いた145キロ直球を完璧に捉えられ、勝ち越し2ランを献上。イニング途中で降板を告げられた。

 昨年7月下旬にクローザーの座をつかみ、救援失敗ゼロでシーズン16セーブを記録した姿からはほど遠い状態。練習中に右肩を気にする仕草も見られる。今季はここまで2セーブを挙げるが、6月25日のヤクルト戦(神宮)でも逆転サヨナラ3ランを浴びるなど、登板5試合中無失点は1試合だけ。防御率は15・75まで悪化した。絶大な信頼を寄せてきた矢野監督も今後の起用法について「終わったばかりなんで、今すぐ考えられない。言えるようなことは何もない」と言葉を濁した。

各球団、開幕時の守護神成績

阪神・藤川の今季登板成績

 日米通算250セーブに残り「5」。球児は記録にこだわることなく「すべてを受け止めないといけないポジション。覚悟を持ってやっている」と常々口にしてきたが、守護神はく奪どころか、2軍での再調整も考えられる事態に陥った。(小松 真也)

試合詳細
すべての写真を見る 3枚

最新一覧