【広島】34年ぶりカープ祭りだ! 1イニング11安打など23安打19点

3回無死、鈴木誠也が左前打を放つ(カメラ・馬場 秀則)

◆JERAセ・リ-グ 中日4―19広島(11日・ナゴヤドーム)

 広島が球団タイの1イニング11安打を含む23安打19点をマークし、連敗を2で止めた。同点の3回、打者14人の猛攻で一挙に9点を勝ち越し。球団ではリーグ制覇した1986年6月3日の大洋戦(横浜)以来2度目の猛攻で敵地・名古屋に乗り込んだ鯉党を沸かせた。

 鯉党の歓声が響き続けた。先頭・鈴木誠の左前打を合図にヒットパレードが始まった。松山、堂林の連打で無死満塁とすると、坂倉の右前適時打で勝ち越し。適時打4本5打点を残した4年目は「やるべきことをやるしかないと思って必死にやりました」と充実の汗を拭った。田中広の左前2点適時打で5連打とし、勝野をマウンドから引きずり降ろすと、2番手の三ツ間に対してもピレラ、菊池涼、西川が3者連続適時打。松山、堂林、坂倉はいずれもプロ野球記録の1イニング2安打目を放った。

 7回には3安打3点、8回には2度目の打者一巡となる5安打6点を加え、いずれも今季最多の23安打19得点。サヨナラ負けの前夜の悪夢を振り払い、プロ入り初の猛打賞どころか4安打の坂倉は「チームもやり返す気持ちで入った。今日みたいにチームが一つになれるよう頑張りたい」と瞳を輝かせた。

 負ければ最下位転落の可能性もあった中、一昨年までのリーグ3連覇をけん引した強力打線の復活。アンダーシャツを長袖から半袖にかえて験を担いだ佐々岡監督も「よく見てるな。なかなかつながらない中でみんなが意識を持ってやった結果が出た」とご満悦だった。(坂口 愛澄)

 ◆広島の1イニング11安打 1986年6月3日の大洋(現DeNA)戦(横浜)の9回に記録した。川端、高橋、山崎、長内、小川の5者連続二塁打(プロ野球記録)を含む1イニング6二塁打(当時セ最多、現在はセ最多タイ記録)をマークするなど、この回11得点。翌日の報知新聞は「出場した野手でたった1人無安打でベンチに引っ込んでいた山本浩は、そんなことも忘れて『ウッホッホ』と叫んでお祭り騒ぎの輪に加わった」と報じている。

86年6月4日の報知新聞

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