フェンシング、感染対策でマスクの内側にフェイスシールド装着も…見延和靖「息でくもって見えない。改良が必要」

合宿に参加した見延和靖

 フェンシングの男女エペ日本代表が11日、静岡・沼津市で開いた合宿を公開した。男子で世界ランク9位の見延和靖(32)=ネクサス=、女子で同44位の佐藤希望(34)=大垣共立銀行=ら17人が参加し、剣さばきの感覚を確認する練習などで汗を流した。

 新型コロナウイルス感染防止策として会場入口で検温が施されたり、場内は扉を開放して換気をするなど厳重な措置が敷かれた。対人で突き合うファイティングでは、マスクの内側に透明なプラスチック素材のフェイスシールドを装着して行われた。

 見延は「もちろん息苦しいです」。さらにエペはサーブルやフルーレといった他の種目とは違って、全身が攻撃有効面であるだけに、「フェイスシールドが)息でくもるので、下半身の視界が消えてしまって見えない。僕の得意技である“足突き”の決定率がかなり低いですね。改良する必要があるのかな」と苦戦した様子。佐藤も「(フェイスシールドは)ぼやけて見えにくいので、一瞬、(反応が)遅れそうになる。穴を空けたいぐらい」と嘆いていた。

 コロナ禍で東京五輪代表選考に関わる国際大会は3月に中断。再開の見込みが立っていない状況だが、9月に全日本選手権(東京・駒沢体育館など)が無観客での開催が決まった。

 見延は「目標が決まったし、選手にとってはプラス。そこに向けて調整していきたい」。ベテランの佐藤も「これまで動けていなかった分、体力的にきつい部分はある。ケガをしないように少しずつやっていきたいです」と前向きに話した。

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