中谷潤人が合宿から中1日でスパー再開…2階級上相手に激しい打ち合い「ヘロヘロになるまでやる」

石井(左)相手にスパーリングを行った中谷

 プロボクシングWBO世界フライ級(50・8キロ以下)王座決定戦(8月21日、東京・後楽園ホール)に臨む同級3位・中谷潤人(22)=M・T=が10日、相模原市の所属ジムでスパーリングを行い、2階級上の選手相手に激しい打ち合いを見せた。

 同級1位ジーメル・マグラモ(フィリピン)と世界ベルトを争う中谷。8日に山梨での走り込み合宿を終えたばかりだが、9日も軽く体を動かし、この日はバンタム級の日本ユース王者・石井渡士也(19)=REBOOT.IBA=を招いて6ラウンドのスパーリング。現在、65キロほどあるという石井相手に、初回から前に出ると、強烈な左ストレート、巧みなコンビネーションで相手の足を止めた。

 「石井選手はパワーも勢いもある。スパーリングをするたびに戦い方も変えてくるので、いい練習になります」と話したように、石井も接近戦を仕掛けたり、大きくパンチを振ったり…。4日間の合宿で山道などをのべ約80キロも走り込んだ中谷だが、スパーではその疲れもどこ吹く風で、強打には強打で応戦した。

 「試合2週前まではヘロヘロになるまで練習します。減量も始まるし、2週前の頃に動きが悪くなるのは仕方ない。それだけ追い込むことができたという証明になる」と中谷。言葉どおり、この日は7~8キロ重い相手に6ラウンドを全力で戦い、リングを出る時にはロープをまたげないほど力を使い果たした。それでも笑顔で「いい練習でした」と振り返った中谷に対し、石井は「合宿直後で、この暑さなのに、後半は僕より動きがよかった。体も僕より大きいけど、体を低くして打ってくるから、結構メンタルにきます」と目を丸くした。

 今後はスパーリングの回数も増やし、まだ試合で経験のない12ラウンドもこなす予定。中谷は「いいスパーリングをして、いいイメージを体にインプットさせていく。先日、元日本チャンピオンの黒田さん(雅之=川崎新田)に(スパーリングの)相手をしてもらいましたが、世界戦を経験しているからこそ、感じ取れるものがあった。とても良い経験になった。それを自信に変えていかないといけません」と自らに言い聞かせるように話した。

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