相撲協会「全員陰性」抗体陽性者5人もPCR4人陰性 残る1人も治癒確認 八角理事長「稽古に専念」

八角理事長

 日本相撲協会は6日、希望する力士ら協会員に実施した新型コロナウイルス感染歴を調べる抗体検査(6月12日終了)の結果を公表した。新型コロナ感染症で亡くなった元三段目力士・勝武士さん(享年28)ら複数の感染者が出た高田川部屋を除く、44部屋891人のうち、抗体陽性者は5人(全体の0・56%)だった。

 抗体陽性者4人はPCR検査を受けて陰性。担当医療機関によると、残る1人も5月以前に感染していたものと判断され、現時点で治癒しているとみなされた。

 これを受け、八角理事長(元横綱・北勝海)は「協会員が自発的に検査を受け、全員の陰性が確認できたことは意義がありました。7月場所に向けて稽古に専念できる環境が整いました。3月場所後の感染により、一人の力士が亡くなったことは痛恨の極みであり、今後、絶対にそのような事態に陥らないよう、7月場所後にも抗体検査を実施し、協会員の健康管理・感染防止を徹底する」とのコメントを出した。

 7月場所の開催、感染防止のガイドラインなどは13日の理事会で正式決定する。この日、電話取材に応じた芝田山広報部長(元横綱・大乃国)は、全員陰性が明らかになっても、「引き続き感染予防策の徹底を心がけて2週間後の場所に向かう」と手綱は緩めなかった。

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