元世界スーパーバンタム級王者・久保隼が9・26神戸で再起戦。世界2階級制覇へ「初心に戻る」

9月26日に再起戦へ臨む元世界王者の久保隼(右)は元日本王者の大森将平とスパーリング

 元WBA世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)王者・久保隼(30)=真正=が9月26日に神戸市立中央体育館で再起戦に臨むことが4日、分かった。所属先の山下正人会長(58)によると、対戦相手は未定だが、メインイベンターを務め、世界2階級制覇を見すえてフェザー級(57・1キロ以下)戦の見通し。

 この日、久保は神戸市東灘区の所属先で、同じ右ききサウスポーで南京都(現京都広学館)高ボクシング部の2年後輩にあたる元日本バンタム級(53・5キロ以下)王者・大森将平(27)=ウォズ=とスパーリング4ラウンドを行い、激しい打撃戦を繰り広げた。左ストレートを度々たたき込んで先輩の貫禄を見せた久保は、大森と健闘をたたえ合い「いいスパーができて良かった。初心に戻って、国内、アジアで勝ち、もう一度世界のベルトを巻きたい」と充実した表情。

 久保は2017年4月、当時のWBA世界スーパーバンタム級王者・ネオマール・セルメニョ(ベネズエラ)に11回TKO勝ちし、世界初挑戦初奪取。同9月の初防衛戦でダニエル・ローマン(米国)に敗れた。昨年3月の眼筋まひ手術を乗り越え、5月に敵地でWBA世界フェザー級王者・徐燦(中国)に挑むも6回TKO負け。進退を保留していたが、12月には練習を再開し、2階級制覇への再挑戦をスタートさせた。

 ◆久保隼(くぼ・しゅん)1990年4月8日、京都市生まれ。30歳。元アマボクサーの父・憲次郎さんの影響で中学2年からボクシングを始める。南京都高で左構えに転向し、3年時は主将でインターハイ準優勝。東洋大で3年時に退部し、一時はボクシングから離れるも真正ジムで競技を再開。2013年5月、同ジムからプロデビュー(2回TKO勝ち)。15年12月、東洋太平洋スーパーバンタム級王座獲得。2度防衛後に返上。17年4月、WBA世界スーパーバンタム級王座奪取。京都府出身の男子ボクサー初の世界王者。身長176センチ(リーチ180センチ)。左ボクサーファイター。

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