【巨人】岡本和真、復帰2戦目「無事是名馬」特大弾!小川撃ち「必ず対戦する相手なので、打ててよかった」

3回2死一、二塁、右越えに決勝3ランを放った岡本(捕手・中村=カメラ・相川 和寛)

◆練習試合 巨人8―4ヤクルト(6日・東京ドーム)

 5月下旬に左足を打撲した巨人・岡本が復帰2戦目にして特大の一発を放った。ヤクルトとの練習試合(東京D)で、3回に右越えの決勝3ラン。小林も左越えソロを放って正捕手争いで猛アピールした。巨人は11安打で8点を奪って快勝。3月25日の中日との練習試合(ナゴヤD)以来となる対外試合白星を挙げた。

 快音も、豪快な打球も、少しうれしそうにはにかむ様子も、全てがいつもの岡本だった。「まず、一本出たのはよかったのと、シーズンでも必ず対戦する相手なので、打ててよかったです」。1―1の3回2死一、二塁。小川の外角141キロを捉えると、打球は逆方向の右翼席、しかも中段へ飛び込んだ。昨季10打数4安打(2本塁打)と打ち込んだライアンを粉砕し、今年も嫌なイメージを植え付けた。

 5月下旬、G球場での走塁練習中に左足を負傷した。軽度の打撲ではあったが、一時は全体練習から外れて回復に努めた。31日の紅白戦、6月2日の練習試合は欠場。復帰戦となった5日のヤクルト戦(東京D)は2打数無安打だった。だが、2戦目にして早くも復活弾。「まだまだな部分ばかり。打席の中での対応力だったり。開幕までに万全にしないといけない」と課題を挙げたが、原監督は「“らしい”本塁打。滞空時間の長いというかね。スピンも利いた、いい打撃をした」と評価した。

3回、3ランを放った岡本をエアタッチで迎える原監督(左)(中央は元木ヘッドコーチ)

 今では不動の4番として打線をけん引するが、入団1年目は腰や下半身を痛めて満足にプレーできなかった。年が明け、当時の川相3軍監督から届いた年賀状に「無事是名馬」と記されていた。「技術があっても、けがをして試合に出られなければ意味がない。僕の中でずっと大切にしている言葉です」

 フルでシーズンを戦い抜くために毎年体を大きくしつつ、近年では糖質制限も始めるなど、コンディション管理に細心の注意を払っている。この日の第1打席では左足に自打球。第3打席では背中付近に死球を受け、ヒヤリとする場面もあったが、試合後には「元気です」と笑い飛ばした。巨人生え抜きでは松井秀喜以来となる3年連続30本塁打を目指す今季、この強じんな体が偉業達成をアシストしてくれるだろう。

 開幕まであと12日。延期によって生まれたこの期間の収穫を問われ「手洗いがうまくなりました。隅々まで手を洗っています」と岡本節で笑わせつつ、改めて所信表明した。「目指すところ(6月19日)が見えたので、そこはやりやすい。ファンの方々が入った中でホームランを打ちたいですけど、それは難しそうなので、テレビの前で喜んでもらえるように頑張ります」。誰もがその言葉を信じている。(尾形 圭亮)

試合経過
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