函館工・佐藤三太、国立競技場での“高校総体”で「思い切りパフォーマンスしてみたい」

意欲を新たに練習の先頭に立つ佐藤(手前)

 日本陸上競技連盟は4日、10月のU―20、U―18日本選手権(広島)を、新型コロナ禍で中止となった全国高校総体の“代替大会”として開催することを発表。5日には萩生田光一文部科学相が、同大会の五輪会場・国立競技場での実施を陸連に提案したことを明らかにした。道内高校選手にも大きな“吉報”となり、昨年の高校総体男子走り幅跳び3位の佐藤三太(函館工3年)は、全国での再飛躍へ意欲を新たにした。

 萩生田文科相は、10月に予定されている中高生の陸上全国大会に関し「国立で走ることが大きな目標になるなら、国を挙げて応援する」と明言。これを受け、函館工主将の佐藤は「高校総体中止は大きなショックでしたが、新たな目標ができ、モチベーションも一気に上がりました」と明るい表情で練習の先頭に立った。

 国立競技場開催という夢のプランに「東京五輪代表候補がまだ試合をしていない会場で、高校生が先に戦っていいのかと戸惑いもありますが、一生に一度立てるかどうかの舞台。そこで思い切りパフォーマンスをしてみたい」と目を輝かせた。

 昨年の全道高校で7メートル45の自己新を出し初V。高校総体でも3位入賞(7メートル44)したが、同学年の藤原孝輝(京都・洛南)が8メートル12の日本高校新で優勝。以来、その背中を追ってきた。新型コロナ禍で部活休止中も、自主トレで100メートルダッシュ35本、スクワット100回などを続け、スプリント力を強化。所属する道南陸協では7月18、19、26日に記録会、8月8、9日に道南選手権開催も決めた。「目標は北海道高校記録(7メートル87)更新。実戦も重ね、国立競技場で藤原君にもう一度挑戦したい」と気合を入れた。(小林 聖孝)

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