藤井聡太七段 タイトル初挑戦に王手なるか 53日ぶり対局

対局を待つ藤井聡太七段(代表撮影・日本将棋連盟)

 将棋の高校生棋士・藤井聡太七段(17)と佐藤天彦九段(32)による第91期棋聖戦決勝トーナメント準決勝が2日午前10時、東京都渋谷区の将棋会館で始まった。

 藤井七段は史上最年少でのタイトル挑戦にあと2勝と迫っている。本局に勝利し、4日に行われる決勝(山崎隆之八段・永瀬拓矢二冠戦の勝者との対戦)でも白星を挙げると新記録を樹立し、8日に開幕する5番勝負で渡辺明棋聖(36)=王将、棋王=に挑むことになる。

 従来の最年少記録は屋敷伸之現九段(48)が1989年度に残した17歳10か月24日。藤井七段は17歳10か月20日(8日時点)でわずかに更新する。

 新型コロナウイルスの感染拡大により、日本将棋連盟は政府による緊急事態宣言の発令後、東京と大阪の将棋会館への遠征を伴う対局を延期に。愛知県在住の藤井七段は東西いずれにも遠征の必要があるため、全ての対局が先送りになっていた。本局は4月10日以来、53日ぶりの公式戦。2016年12月のデビュー以降、203戦(171勝32敗)を戦ってきたが、初めてブランク後のパフォーマンスが問われるシチュエーションになる。

 相手の佐藤九段は2016年度から名人を3連覇した実力者中の実力者。振り駒で先手となったマスク姿の藤井七段はいつも通り、お茶を入れた湯呑みを口に運んでから初手を指した。

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