新進気鋭(美浦)

 こんにちは、坂本です。今年も日本ダービーが、やって来ましたね。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今年は無観客競馬となってしまい、トレセンでの取材も制限されているため、先週の日曜から火曜朝の取材までは普段の重賞週と変わらないような雰囲気でした。しかし逆に考えると、普段と変わらずに競馬が開催され続けていることが、いかにありがたいことか、つくづく痛感します。ようやく私の周りでは使い捨てマスクも出回るようになり、油断せずに感染対策に取り組むのみですね。

 さて、先週から2週にわたってヤマタケ先輩とのPOG対談を紙面に掲載しました。ご参考になれば幸いですが、今週のダービーでの“答え合わせ”が待ち遠しいところ。私のダービーの本命馬は、迷いに迷ったあげく、【サリオス(牡、父ハーツクライ)】にしました。そしてやはり最近のトレンドである3回東京開催デビューの有力馬が、来年度も大きなポイントになることは間違いでしょう。来週から他ブロックへの出走制限や騎手の節内移動の制限が解除されることは大きいですし、開幕週から目が離せませんね。

 そんなフレッシュな若駒に負けじと、フレッシュなのは開業1年目の宮田調教師です。すでに何頭か東京デビュー組がスタンバイしており、注目せずにはいられません。さっそくいきますと、【トレジャーアイル(牡、父ミッキーアイル、母スーヴェニアギフト)】は、新種牡馬の産駒で、19年の京都牝馬Sを制したデアレガーロを半弟という血統です。6月13日の東京新馬戦(芝1400M)のデビュー予定で、「スピードがありそうですね。乗っている人間の感覚では、背中はいいようです」と、素質を評価しています。【シーレカズマ(牡、父ディープブリランテ、母タイキティファニー)】は、「母の父がサクラバクシンオーで、気のいいタイプです」。こちらは3週目の芝1400Mを予定しているそうです。【ティールブルー(牡、父オーシャンブルー、母ステラシスネ)】は、6月21日の東京新馬戦(芝1600M)でデビュー予定です。「野中ジョッキーに追い切りに乗ってもらい、馬格もあるし、こなしもいい。面白いと思いますよ」と、語っていました。いきなり要注目の厩舎になりそうな感じです。

 続いては今週のダービーに【ウインカーネリアン(牡、父スクリーンヒーロー)】で挑む鹿戸厩舎から。【クロパラントゥ(牡、父キズナ、母マーガレットメドウ)】は、5月15日にゲート試験を合格。すでに放牧に出されており、「もう少し乗り込んでもらって」と順調そうです。【ランドオブリバティ(牡、父ディープインパクト、母ドバウィハイツ)】も、「まだまだ子供っぽいし、これももう少し乗ってから」とのこと。両親そろっての良血馬で、個人的に気になる1頭です。また【ジネストラ(牝、父ロードカナロア、母ハッピーパス)】は、「いいものは持っている」と、夏の新潟デビューの青写真を描いているようです。【トロワエスポワール(牡、父エピファネイア、母トロワボヌール)】は、お母さんが地方のダート重賞で活躍した血統で、「いいですよ。東京でも使えるくらいできていたが、少し熱発してしまったので夏になるかな。距離はけっこう持ちそうで、長いところでも対応できそう」とのこと。これは比較的早そうな感じが伝わってきました。

 続きましては、西山記者から届いた情報にいきます。手塚厩舎の【ユーバーレーベン(牝、父ゴールドシップ、母マイネテレジア)】は、3回東京開催でのデビューを視野に入れています。昨年の函館記念で2着だった半兄マイネルファンロンも手がけた指揮官は「走ってくると思います」と好感触です。【セイウンブリスク(牡、父ドゥラメンテ、母フィールグリュック)】は、開幕週の6月6日の東京新馬戦(芝1600M)で初陣予定で、「ケイコの動きがいい。昨年のデビュー時の頃のワーケアくらい走れている」と、仕上がりの良さが光ります。やはり今年も“初日”はレベルが高いメンバーがそろいそうですね。

 そして今日5月29日にゲート試験に合格した藤沢和厩舎の【アルマドラード(牡、父キングカメハメハ、母ラドラーダ)】は、言わずと知れた17年の日本ダービー馬レイデオロの全弟です。「(兄とは)タイプが違う。レイデオロより体は大きい」とトレーナーが期待する素質馬で、やっぱり気になる1頭です。それではダービーを心待ちにしながら、それでは今日のところはこのへんで。

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