山田洋次監督「少しでも健康に留意してくれていたら…」志村けんさん悼む

山田洋次監督

 志村けんさんが21年ぶりの映画出演で初主演を飾る予定だった「キネマの神様」(12月公開)でメガホンを執る山田洋次監督(88)が30日、無念のコメントを寄せた。

 志村さんは今月下旬から撮影予定だったが、26日に出演を辞退していた。松竹によると公開日は変更せず、代役を立てて撮影するという。この日はもともと、撮影が休みで今後に向けた準備が進められた。

 突然の悲報を受け、山田監督は「『キネマの神様』の出演辞退でがっかりしていたぼくにとって、言葉を失うほどの衝撃です」と心境を明かした。「志村けんさんは日本の喜劇の世界の宝でした。その存在がどれほど貴重だったかを、彼が少しでも自覚して健康に留意してくれていたら、と彼の早死が口惜しく、残念で残念で仕方ありません」とつづった。

 松竹映画100周年の記念作として企画された作品で、志村さんは俳優・菅田将暉(27)とのダブル主演で主人公を演じる予定だった。原田マハ氏(57)の同名小説を原作に“映画の神様”が起こす奇跡を描く今作では、ギャンブルに明け暮れ、家族に見放されながらも映画を心から愛する役柄だった。

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