加藤茶「コロナが憎い」 志村けんさんとまた一緒にコントかなわず…ドリフ盟友ショック

「ザ・ドリフターズ」の(左から)高木ブー、仲本工事、加藤茶、志村けんさん(2017年3月撮影)

 「ザ・ドリフターズ」の加藤茶(77)、仲本工事(78)、高木ブー(87)の3人が30日、所属事務所「イザワオフィス」の公式サイトで29日に亡くなった志村けんさんへの追悼コメントを発表した。全世界を揺るがす新型肺炎が原因で、突然訪れた盟友との別れ。加藤は「コロナが憎いです」と悔しさをにじませた。仲本は「一番若い志村が」、高木も「また一緒にコントやりたかったのに」と、それぞれ絞り出すように言葉をつづった。

 前日午後11時に志村さんが亡くなった後、3人はそれぞれ電話で訃報を知らされたという。この日午前に報道陣の取材に応じた所属事務所スタッフは「一様にショックを受けていた。3人が一番つらいと思う。コメントは後日要望があれば出す」としていたが、午後5時に悲しみをこらえてコメントを発表した。

 ドリフの中で最年少だった志村さん。00年に死去した荒井注さん(享年71)、04年に死去したリーダー・いかりや長介さん(享年72)よりも若い70歳で、その生涯を閉じた。

 仲本は「一番若い志村が長さんの次になるとは」と、簡単に現実は受け止められない。

 加藤は「ドリフの宝、日本の宝を奪ったコロナが憎いです」と、こみ上げる悔しさ、悲しみを全世界を揺るがすウイルスにぶつけた。

 あまりに突然の別れだった。高木は、志村さんの新型コロナ感染が公表された25日に自身のインスタグラムで「皆さん、志村へのコメント、ありがとうございます。志村に早く元気になってもらって、またドリフのメンバーでコントやりたいです」とファンに向けた言葉とともに、回復を強く願った。それから、わずか4日後の29日に志村さんは天国へ旅だった。思いは届かなかった。

 ちょうど3年前の17年3月には、志村さんの代表的番組「志村けんのだいじょうぶだぁスペシャル」(フジ系)で12年ぶりとなるコントを4人で披露した。志村さんが老婆にふんして大騒動を巻き起こす「寝台車」、志村さんが医師、加藤が患者という設定の「花粉症」、志村さんがドラマ監督、加藤が俳優を演じた「歌舞伎」、また志村さんの名物キャラ「変なおじさん」で視聴者を魅了。志村さんが「最近はコントをやる人が減った。ドリフを再確認したい」と発案したことをきっかけに実現したことだった。

 志村さんと17歳も年の離れた高木は、3年前の記憶を呼び起こしながら「『高木さんも80歳過ぎて、頑張ってるんだから、自分も頑張らなきゃなぁ』って言ってたよね」と、かみしめた。「また一緒にコントを」―。もう、それはかなわない。

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