【巨人】2軍戦全て中止…メルセデス御前登板も元木ヘッド指揮も白紙

キャッチボールで調整するメルセデス

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今週予定されていた巨人2軍の練習試合6試合、3軍のBCリーグ交流戦3試合、計9試合が30日、中止となった。31日のヤクルト戦(G球場)では元木ヘッドコーチが2軍の指揮を執る異例の試みを計画していたほか、左肘違和感から復帰を目指すメルセデスや、1軍投手陣も調整登板することになっていたが、全て白紙となった。

 完全復活を示すには、これ以上ない舞台になるはずだった。メルセデスはG球場でノックや短距離ダッシュをこなし、登板前日の調整メニューを滞りなく消化。キャンプ中に左肘の違和感を訴え、途中からファームでの調整となっていたが、31日の2軍ヤクルト戦は原監督も視察する予定だったため、いつも以上に気合が乗っていた。

 「世の中はコロナウイルスで大変な状況ですが、明日(31日)の試合で投げるからには、私のやることは変わりありません。1軍のコーチングスタッフが来ると聞いています。今の自分はアピールする立場。しっかりとした投球を見せ、アピールしたい」

 だが、その数時間後―。新型コロナウイルスの感染拡大による各都県の外出自粛が引き続き要請されていることを受け、今週予定されていたイースタン・リーグ、ウエスタン・リーグの全練習試合が中止となることが発表された。巨人2軍はG球場での練習に切り替わり、4月3~5日に予定されていた3軍のBCリーグ交流戦も中止となった。

 これに伴い、原監督が温めていた異例の計画も流れることとなった。31日の2軍ヤクルト戦は1軍コーチ陣がベンチ入りし、ファームの選手をベンチ目線でチェックする場になるはずだった。指揮を執ることになっていた元木ヘッドコーチも「俺も勉強になる。2軍のコーチも(客観的に見ることで)気づくことがあればいい」と話していたように、様々なメリットが期待できたが、こちらも白紙となった。

 現在、1軍は個人練習期間になっている。ファームで登板予定だった1軍投手や、一時的に2軍合流している若手野手陣は、実戦再開の時に備えて調整を進めることになる。(尾形 圭亮)

最新一覧