箱根復活Vの青学大 やっぱりパレードも復活

総合優勝を決め、選手に胴上げされる青学大・原晋監督

 第96回箱根駅伝(1月2、3日)で2年ぶり5度目の優勝を果たした青学大が25日午後に練習拠点としている相模原市のキャンパス最寄り駅のJR淵野辺駅周辺の商店街で優勝パレードを行うことが11日、分かった。「やっぱり大作戦」を掲げた今回、大会史上の最速10時間45分23秒で10区間217・1キロを走破し、箱根王座を奪還。「やっぱり、青学大は強かった、と地元の皆さんに言ってもらえればうれしい。やっぱり、パレードは楽しみです」と原晋監督(52)は笑顔で話した。

 新チーム発足当初は原監督に「ダメダメ世代」と酷評されながらも、1年間で急成長した鈴木塁人主将ら4年生の選手、マネジャー計11人は、その指揮官からハワイ卒業旅行をプレゼントされることが決まった。2016年以降、原監督は卒業旅行をプレゼントしており、17年、18年に卒業した世代はハワイ旅行を楽しんだ。ただ、5年ぶりに優勝を逃した19年の森田歩希(現GMO)らはグアム旅行だった。「結果がすべてではないが、箱根駅伝で優勝した世代とは同じではない方がいいと判断した。具体的な額は言えないけど、予算は半分ほどかな」と指揮官は説明していた。今回、2年ぶりに復活優勝を果たし、ハワイ卒業旅行が復活し、同時にパレードも、やっぱり、復活した。

 華々しい話題の裏では、地道な努力を続けている。すでに7日に新チームが始動し、9区区間賞の神林勇太(3年)が新主将に就任した。12日には箱根駅伝メンバーから外れた3年生以下の選手が、新チームの初戦として栃木・高根沢町で行われる高根沢町元気あっぷハーフマラソンに参戦する。2年連続6度目の箱根路制覇、そのメンバーに入るためのチーム内競争はすでに始まっている。今回、最後までメンバー争いをした新号健志(3年)、早田祥也(2年)らは、2年連続チーム11番手になりながら最初で最後の箱根駅伝で4区区間新記録をたたき出した吉田祐也(4年)のような飛躍が期待される。

 同ハーフマラソンには東京五輪マラソン代表の中村匠吾(27)=富士通=、さらには東海大勢も出場。「せっかくのチャンスだから中村匠吾君に食らいついてほしい」と原監督はゲキを飛ばす。「目指すは宝塚歌劇団です。彼女たちは華やかな舞台の裏で厳しい稽古(けいこ)を重ねている。青学大駅伝チームもそうありたい」と原監督は真剣な表情で語った。

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