青森山田が3年ぶり日本一、1年・松木が殊勲弾

後半17分、勝ち越しゴールを決める青森山田MF松木(左)

◆サッカー 高円宮杯U-18 プレミアリーグ2019ファイナル(15日、埼玉スタジアム)

 東西リーグの覇者によっ争われ、青森山田(EAST)が名古屋U―18(WEST)を3―2で下し、3年ぶり2度目の頂点に立った。

 2点リードから追いつかれたが、2―2の後半17分、U―16日本代表の1年生MF松木玖生(くりゅう)が相手の股下を抜く技ありシュートを決めて勝ち越した。高校世代最高峰リーグを制したチームは、30日に開幕する全国高校選手権連覇へ照準を合わせていく。

 1年生MFが、日本一を引き寄せた。後半14分、2―2の同点に追いつかれた。相手が勢いづく展開だったが、直後の同17分、味方のロングパスのこぼれ球をペナルティーエリア左で拾った松木が鋭い切り返しで相手を揺さぶり、左足を振り抜いた。相手の股下を抜けたボールは、ゴール右へと吸い込まれた。

 前半の決定機では大きく枠を外したが、勝負所で抑えの効いたシュートをきっちり決めた。松木は「前半に外した時は少しメンタルにきた。後半、黒田(剛)監督からも『冷静に!』と言われていたので、個人的にも『冷静に』と自分に言い聞かせてプレーできた。ゴールは自信になる」と決勝弾を喜んだ。

 松木はレギュラーで唯一の1年生。プレミアリーグEASTでは全18戦中16試合に出場し、2位の柏U―18に勝ち点差9をつけての優勝に貢献した。思い切りの良いプレーと、ボールを前に運ぶ推進力の高さを持ち味に、中盤で攻守を支えている。中学3年から筋トレで体作りを始め、入学時から体重は5キロ増加。178センチ、70キロと当たり負けしない強い体を手に入れた。

 足もとのうまさ、パスワークにたける名古屋のユースチームを下した。黒田監督は「選手たちはよくやってくれた。一度メンタルを完全にオフにして、2週間後またスイッチを入れ、選手権を頑張っていきたい」と気合十分。次なる目標は全国高校選手権の連覇。高校世代日本一となったチームが、再び頂点を目指す。(小林 泰斗)

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