筒香レイズ入りに横浜高の恩師・小倉清一郎氏「三塁悪くない、打撃もやれる」

横浜高時代の筒香

 DeNAからポスティングシステムでメジャー移籍を目指していた筒香嘉智外野手(28)が13日(日本時間14日)、レイズと2年総額1200万ドル(約13億1000万円)で契約合意した。筒香の横浜高時代の恩師で、元野球部長の小倉清一郎氏(75)が、レイズ入りを決めたまな弟子にメッセージを送った。(構成・加藤 弘士)

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 筒香にとってメジャーリーグは夢だった。移籍先が決まり、とてもうれしく思う。

 中学時代の筒香を視察するため、大阪へ堺ビッグボーイズの練習を見に行ったことを鮮明に覚えている。飛距離と打球の速さがズバ抜けていた。「化け物だ。こんなすごいバッターは高校生でもいない。まるで大学生だ」と思ったほどだ。

 聞くと、進路はPL学園に決まっているという。だが、本人は6歳だった98年夏の甲子園の準々決勝で、延長17回のPL戦を生観戦して以来、横浜の大ファンだというんだ。「どうしても横浜でやってみたい」とウチに来てくれることになった。もう、うれしいどころの騒ぎじゃなかったよ。

 入学後は「いつかプロの世界でスイッチヒッターの本塁打王にする」と目標を掲げて、育成することにした。今は左打ちに専念しているが、右打ちもすごかったよ。左と変わらない飛距離をマークしていたからね。

 だから打撃練習も人の2倍、3倍をこなしていた。こちらから何も言わなくても、練習場が閉まる午後8時ギリギリまで自分で残って、練習していた。性格は素直。だからここまで成長できたんじゃないかな。

 レイズでは三塁も守るのかな。高校時代はサードだったけど、悪くないよ。外野手としては肩が弱く見えるかもしれないけど、三塁手なら十分だ。メジャーで心配なのは、打撃でややタイミングが遅いこと。ワンランク上のメジャーの投手に対して、どう早く動けるかがカギになる。変化球を打つのもうまいし、やれると思う。自宅にCS放送も入れたので、来年は「メジャーリーガー・筒香」を堪能したいね。

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