日川「花園での正月」へNO8小嶋主将「絶対に負けられない」

ラインアウトの練習でリフトアップされる日川・小嶋主将

◆第99回全国高校ラグビー ▽1回戦 日川―山口(28日・花園1)

 第99回全国高校ラグビー(27日開幕、大阪・花園ラグビー場)に14大会連続49度目の出場となる日川が14日、山口(山口)との1回戦(28日12時35分、第1グラウンド)に向け、実施中の校内合宿を公開した。公立校対決となった初戦を平均体重で約15キロ上回るというFW陣で制し、2013年度以来6年ぶりとなる「花園での正月」に向け勝利を重ねる。

 4日間の校内合宿3日目。日川フィフティーンがグラウンドで闘志をみなぎらせた。初戦の相手は同じ公立校で2年ぶり6度目出場の山口。高校日本代表候補のNO8小嶋大士主将(3年)は「絶対に負けられない」と、言葉に力を込めた。

 勝算はある。今年のチームの持ち味は、平均体重94・5キロの重量FW陣。山口を約15キロ上回っている情報もあり、184センチ、98キロの小嶋主将は「FWのサイズが違うというところで、FWをどんどん当てていけば勝てると思う」と、自陣での巧みなパス回しが特長の相手を、FW陣を中心に止めていくことに自信を見せた。

 大きなモチベーションとなっているのが、初戦が行われる「第1グラウンド」だ。今大会では第1から第3まで3つの会場を使用するが、第1は今秋開催されたラグビーW杯でも使用された“聖地”。昨年は大阪朝鮮高(大阪第2)との初戦に第3グラウンドで敗れており、小嶋は「第1と聞いて、みんなテンションが上がっている。第1で勝つことに意味があると思う」と目を輝かせた。雨宮敬将監督(38)も「第1グラウンドは(2014年)1月1日、東福岡に大差で敗れた(19●42)イメージ。生徒たちには第1グラウンドで勝って、歓喜の雄たけびを上げてもらいたい」と期待。2つ勝って花園で年越しとなる3回戦に進めば、その東福岡戦以来6年ぶりとなる。

 合宿初日の12日から2日連続で山梨学院大と練習。同校が目指す「前に出るディフェンス」を体感し、刺激を受けた。2回戦で石見智翠館(島根)、3回戦で京都成章(京都)と対戦する可能性があり「智翠館や成章は体が大きいので、待っていたら突破される。少しでも前で止める」と小嶋。守備の要のセンター梶原大河(3年)も「自分が前に出て、相手を止めて流れを持ってきたい」と気合十分だ。

 49度目の出場は今大会最多。「これだけ出させていただき、結果もそうですが、高校生らしいプレーや行動もしっかり心掛けてほしい」と指揮官。赤黒ジャージー軍団が、令和も伝統校の底力を見せる。(竹内 竜也)

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