筒香、レイズ決定! 米記者報じる2年13億円契約

筒香嘉智

 DeNAからポスティングシステムで米大リーグに移籍を目指す筒香嘉智外野手(28)が13日(日本時間14日)、レイズに入団することが決まった。複数の米メディアが報じた。契約は2年1200万ドル(約13億円)となった。今回、DeNAへ支払われる譲渡金は240万ドル(約2億6000万円)とみられる。

 名門・横浜高では、入学して1週間後の春季神奈川県大会から4番を任された筒香。2年時センバツ、夏の甲子園に出場した。準決勝で敗退も、準々決勝の聖光学院戦では2打席連発を含む1試合個人最多の8打点をマークして、その名を日本中にとどろかせた。3年夏は神奈川大会準々決勝で敗退し、甲子園出場はならなかったが、高校通算で69本塁打。2009年ドラフト1位で横浜(現DeNA)入りした。

 プロ入り後は高い壁に苦しんでいたが、5年目の14年からレギュラーに定着。13年まで4年間で通算20本塁打だったが、14年に22発を放ち、16年には44本塁打、110打点で2冠王に輝き、一気に日本を代表するスラッガーへと成長を遂げた。17年WBCでは侍ジャパン4番も任されるまでになった。

 メジャーへの思いはこれまでも持ち続けてきた。18年11月の契約更改で、初めて胸の内を吐露。「小さい頃からの夢でもあるメジャーでプレーしたい思いがあると、球団に伝えさせてもらいました。メジャーリーガーを見て、もうずっと憧れが強かったし、夢だった」と熱く語った。海外FA権の取得は順調にいっても21年のオフ。DeNA・三原球団代表の「小さい頃からの夢をかなえてあげたい。選手生命を考えると限られた時間を有効に使ってもらいたい」という理解もあって、ポスティングで海を渡る決意をした。

 シーズン中からドジャース、フィリーズなど多くのメジャー球団がハマスタに視察に訪れた。代理人事務所には、ドジャース・前田健太投手、カブス・ダルビッシュ有投手、NBAウィザーズ・八村塁選手が契約を結ぶ「ワッサーマン・メディア・グループ」を選択。ポスティングを申請すると、ブルージェイズやWソックスなど複数球団が関心を示していた。

 起用法は今後決まっていくことになるが、いずれにしても筒香に求められるのは打力。日本通算205本塁打を放ったバットに、大きな注目が集まる。これまで日本人野手ではイチロー、松井稼、青木らアベレージヒッターが活躍した例があるが、パワーヒッタータイプでメジャーに挑戦した代表格は松井秀だろう。米2年目の04年には今でも破られていない日本人史上最多31本塁打をはなったが、30発超えはこの1度だけ。筒香にはゴジラ超えの期待もかかる。

 ◆筒香 嘉智(つつごう・よしとも)1991年11月26日、和歌山県生まれ。28歳。小学2年から「和歌山ニューメッツ」で野球を始め、隅田中時代は「堺ビッグボーイズ」でプレー。3年春の大会で全国8強入り。6歳の時、98年夏の甲子園で松坂(現西武)の活躍を見て、横浜高への進学を決意した。09年ドラフト1位で横浜(現DeNA)に入団。日本通算968試合に出場し、205本塁打613打点、2割8分5厘。16年に本塁打と打点の2冠。15~17年にベストナイン3回。185センチ、97キロ。右投左打。19年年俸4億円。既婚。

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