【札幌】川崎撃破で来季飛躍だ ペトロヴィッチ監督「うちは誰が出ても強いチーム」

今季最後の練習でパスを出す札幌MF宮沢(中)(カメラ・砂田 秀人)

 J1北海道コンサドーレ札幌が「最高のメンバー」で2019年を勝利で締めくくる。札幌は7日、今季最終節のホーム・川崎戦に臨む。過去、リーグ戦では5分け16敗と未勝利だが、6月のアウェー戦は1―1、10月のルヴァン杯決勝も3―3からのPK戦敗退と接戦を演じてきた。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(62)が全幅の信頼を寄せる面々で難敵を倒し、3年目の指揮となる来季の飛躍へつなげる。

 6日に札幌ドームで行われた、今年最後となる札幌の全体練習。開始前、選手とスタッフが集まり、笑顔で記念撮影した。最終戦に向けた緊張感とともに、穏やかな空気も流れた中での調整を終え、ペトロヴィッチ監督は「今年いるメンバーはすごくいいメンバー。雰囲気も良く、自信を持っている。我々が今年も強いチームだったということをピッチで見せたい」と胸を張った。川崎からの初勝利へ、仕上げに抜かりはない。

 ペトロヴィッチ監督が就任した昨季、クラブ史上最高の4位となった。今季は6日時点で8位も、得点は48から53に増え、失点も48から1点減っている。「戦い方はシーズンを通していいものを出してきた。そこを変える必要はない」。2年間の蓄積を出し切り、最高の結果で2年目を終える。

 成熟の3年目へ、ベースは崩さない。ペトロヴィッチ監督は「私のサッカーを身につけるのは簡単ではない。今いる選手に徹底させる事が大切」と補強より残留に重きを置いている。クラブも方針に従い、現有戦力の保持に力を注いでいる。期限付き移籍のGK菅野とMFルーカスフェルナンデスは完全移籍へ向け、交渉を順調に進めている。指揮官の広島3年目は勝ち点100でJ2優勝を果たし、浦和での3年目は前年6位から2位へと躍進させた。その手腕が期待される来季は、「最高のメンバー」の質を更に上げる作業に入る。

 ACL出場の可能性が消え、目標を7位以内とした。勝ち点1差の7位大分を捉えるべく、ペトロヴィッチ監督は「うちは誰が出ても強いチーム。やってきた事を出すだけ」と言った。川崎撃破で目標を達成し、来季を最高の年とするための弾みとする。(砂田 秀人)

 ◆宮沢、リベンジ誓った

 主将のMF宮沢裕樹(30)が勝利締めを誓った。今季最終の川崎戦へ向けた6日の練習後、「勝てば順位が上がる可能性がある。少しでも上で終われるようにしっかり勝ちたい」と思いを口にした。PK戦の末に敗れたルヴァン杯決勝は、右太もも裏肉離れで欠場。ギリギリまで出場を目指すも、断念せざるを得なかった相手との対戦へ「アグレッシブに戦って、リベンジを期待している声に応えたい」と気持ちを高ぶらせた。

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