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【古谷剛彦・こちら日高支局です】非サンデー系、ロードカナロアの種付料が国内最高2000万円に 

 社台スタリオンステーションは11月19日、新たに加わる輸入種牡馬2頭を含む来年けい養される29頭と、その種付料を発表した。

 ブリックスアンドモルタル(牡5歳、父ジャイアンツコーズウェイ)は、今年無傷の6連勝。その中には、BCターフやペガサスWCターフなどG1・5勝が含まれるが、BCターフで見せた豪脚は記憶に新しい。種付料は600万円(受胎確認後)。

 また、13年BCジュヴェナイルで、馬群を捌いて内から鋭く差し切ったニューイヤーズデイ(牡8歳、父ストリートクライ)は、2世代目の産駒から米G1・2勝のほかケンタッキーダービーで1位入線(17着に降着)だったマキシマムセキュリティを輩出している。種付料は300万円(受胎確認後)。

 ディープインパクト、キングカメハメハがいなくなり、ロードカナロアが国内最高の2000万円の種付料となった。発表された段階で、すでにブックフルとなっている。

 平成は、サンデーサイレンスが日本の競馬を大きく変えた。その血は、後継種牡馬を多く輩出するともに着実にその枝葉を伸ばしている。繁殖牝馬でも、4代遡ってサンデーサイレンスの血が見られるように、今や新聞だけではわからない状況になり、影響力を残している。

 それと並行し、非サンデーサイレンスの代表的種牡馬であるキングカメハメハが着実に結果を残してきた中、サンデーサイレンスの血が入っていないロードカナロアが初年度産駒からアーモンドアイとステルヴィオのG1馬を輩出。2世代目のサートゥルナーリアもクラシックホースに輝いた。現2歳馬を含め3世代しかいない状況で、今年のリーディングサイアー争いでディープインパクト、キングカメハメハに次ぐ3位につけている。2位のキングカメハメハとは約1億円差なので、残り1か月で偉大な父を追い抜く可能性は十分ある。

 平成以降はサンデーサイレンス、その後継種牡馬たちがリードしてきたが、サンデーサイレンスの血を一切持たない種牡馬が、最高価格となる時代に突入した。ドゥラメンテの700万円(ブックフル)、ルーラーシップの600万円(受胎確認後)と、キングカメハメハの後継種牡馬が高額順上位にランクされる状況になったことも、令和とともに時代の移り変わりを感じさせる。

 サンデーサイレンスの後継種牡馬で最も高いのは、ハーツクライの1000万円(受胎確認後)。また、ディープインパクトの後継では、初年度産駒から芝ダートで重賞ウィナーを送り出したキズナが前年(350万円)を大きく上回る600万円(受胎確認後)となり、ダイワメジャーやハービンジャーらと肩を並べる種付料になった。キズナと同じく、ディープインパクトの後継として初年度産駒の勝ち上がり率が高いリアルインパクトも、前年までの80万円から200万円(受胎確認後)にアップした。初年度産駒の活躍が、種付料アップにつながった1頭として、エピファネイアも前年の2倍となる500万円(受胎確認後)に設定された。発表まもなく、キズナとエピファネイアの問い合わせが多く、あっという間にブックフルになったという。

 改めて、新種牡馬の初年度産駒の活躍が、いかにその価値を高めるかを示している。(競馬ライター)

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