山梨学院女子、V3逃したけど…助っ人中嶋びっくり区間賞

4区区間賞の快走を見せた山梨学院・中嶋(左)

◆男子第72回、女子第28回 関東高校駅伝(16日、静岡・裾野市運動公園陸上競技場=男子7区間42キロ、女子5区間21キロ)

 男女各48校が参加して行われ、全国高校駅伝(12月22日、京都)県代表の山梨学院女子は20位に終わり、3連覇を逃した。それでもトライアスロンが専門の助っ人、中嶋千紗都(1年)が4区で区間賞の快走を見せた。同じく県代表の山梨学院男子は6位で、2年ぶりに入賞した。本来は神奈川・丹沢湖周回コースで行う予定だったが、台風19号の影響で静岡で開催。タスキはつながず、トラック周回の総合タイムで競った。

 余力十分のラストスパートに、会場がどよめいた。山梨学院・中嶋は4区3キロを9分39秒で走り、2位に2秒差をつけて区間賞。「うれしいです」と笑顔を見せた。

 小中学校と陸上の経験はあったが、高校では初の公式戦トラックレース。「バテないように、最初は抑えて前の選手についた」と慎重に入ったが、1キロを過ぎたあたりで「遅いなと感じて」先頭に立つと、そのままトップを譲らなかった。

 群馬県出身だが、中学1年でトライアスロンを始め、山梨でも活動するチームケンズで練習するため山梨学院に進んだ。8月にスイスで行われた世界ジュニア選手権で6位入賞したホープ。「一番大きな目標は五輪で金メダル。世界で常にトップ争いできる選手になりたい」と目を輝かせる。

 トライアスロンではスイム、バイクの後に5キロのランがあり、この日は3キロを走り終え「あっという間でした」と涼しい顔。チームは絶対エースだった小笠原朱里(19、現デンソー)が卒業したこともあり、3連覇を逃したが、主将の平塚莉珠(3年)は「速すぎる。駅伝部の私たちもいい刺激をもらった」と助っ人に感謝した。都大路も参戦できるかは未定だが「楽しみです」と中嶋。全国でも“鉄人ルーキー”の走りに期待がかかる。(竹内 竜也)

 ◆中嶋 千紗都(なかじま・ちさと)2003年9月19日、群馬・高崎市生まれ。16歳。北小2年からアラマキッズで陸上を始め、第一中1年からはトライアスロンをメインにしながらも、2年時に陸上1500メートルで全中出場。山梨学院に進み、現在は日本トライアスロン連合のエリート強化指定選手。159センチ、44キロ。家族は両親と姉、弟。

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