【ソフトバンク】千賀で日本S本拠地13連勝つないだ「あと3つ勝って日本一になりたい」

7回1失点の好投で日本シリーズ初戦を制した千賀(カメラ・豊田 秀一)

◆SMBC日本シリーズ2019 第1戦 ソフトバンク7―2巨人(19日・ヤフオクドーム)

 グラブをたたき、千賀がほえた。2点リードの7回2死二、三塁。147キロのカットボールで代打・重信を見逃し三振に打ち取り、最大のピンチをしのいだ。「攻めるところは攻めて、外すところは外せた。頭を取れたことはうれしく思う」。7回3安打1失点で、チームの日本シリーズ本拠地連勝記録を「13」に伸ばした。

 本調子ではなかった。3回までに55球と、球数を要した。ヤフオクDでは今季、5勝4敗、防御率3・89と相性も良くなかった。だが、直球、フォーク、カットボールに、中盤以降はスライダーを交え、緩急を使った“大人の投球”。調子のバロメーターの三振数は今季、最少タイの5。両リーグトップの227奪三振の右腕にとっては、物足りない数字も、阿部のソロの1点に封じた。「(甲斐)拓也が良い部分をうまく引き出してくれた。4回以降は修正できた」と、育成ドラフトで同期入団の女房役に感謝した。

 史上3人目となる3年連続の日本シリーズ開幕投手を任され、大事なミッションも遂行した。広島との昨年の頂上決戦。チームは丸を徹底マークし、25打数4安打、12三振に封じた。巨人に移籍したキーマンに対し、千賀は初戦から徹底的に内角を突いた。6回の三振も158キロの内角直球で奪い、交流戦で3打数3安打されたリベンジに成功。坂本、岡本も同様に沈黙させた。「そこ(配球)はしゃべれない」と口をつぐんだが、2戦目以降につなげる攻めの投球。「意識していた」とうなずいた。

 「7回1失点は、素晴らしい。いいリードでバッテリーが一つになって抑えてくれた」と工藤監督も称賛した。CS第1Sの2戦目から7連勝と勢いが止まらず、本拠地の日本シリーズでは11年の中日との第7戦から無敵の強さを誇る。「あと3つ勝って日本一になりたい」と千賀。平成最多の7度の日本一を誇る常勝軍団。3年連続、令和最初の頂点も譲らない。(戸田 和彦)

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