イングランド・エディー監督、W杯史上初の監督として母国撃破

◆ラグビーW杯 準々決勝 イングランド40―16オーストラリア(19日・大分スポーツ公園)

 史上初の3連覇を狙うB組1位のニュージーランド(NZ)は、A組2位のアイルランドから7トライを奪って46―14で圧勝し、3大会連続の4強入りを決めた。前日本代表ヘッドコーチ(HC)のエディー・ジョーンズ監督(59)率いるC組1位のイングランドはD組2位のオーストラリアを40―16で下し、07年以来3大会ぶりに準決勝進出。両チームは26日の準決勝(横浜国際)で対戦する。

 ビッグネーム同士の好カードは、前回大会で悔しさを味わったイングランドに軍配が上がった。PGで先制を許したが、堅い守備からチャンスをつくると多彩な攻撃パターンで4トライを挙げた。オーストラリア出身のジョーンズ監督は、W杯史上初めて監督として母国を破り「素晴らしい準々決勝でした。今は勝利に酔っている」と振り返った。

 今大会初めて本職のSOで先発したファレル主将は、PGとコンバージョン合わせて8本のキックを全て成功させ20点を荒稼ぎ。5日のアルゼンチン戦では8本中4本を失敗したが、台風の影響で12日のフランス戦が中止になったことで約2週間、修正する時間ができた。磨き上げた正確なキックで4強入りに貢献し「自分の練習を積むことができた。まだまだ練習あるのみです」と謙虚に話した。

 15年大会では1次リーグでオーストラリアに敗れ、開催国として初めて決勝Tに進めない屈辱を味わった。5年越しで巡ってきた因縁の相手との対決は「みんなにとって大事な一戦だった」とフランカーのカリー。それでもファレルは「まだベストではない。来週にはベストを発揮できるようにしないと」と、さらなるパワーアップを予告した。

 チームはこの2週間、ジョーンズ監督が日本代表を率いていた頃に長期合宿を張っていた宮崎など、九州を拠点に練習を積んできた。グルメも堪能し、指揮官は「おいしい宮崎牛も食べたし、別府も温泉がたくさんあるところで(練習を)やれた。まだまだこれからも見ていきたい」と笑った。さらに勝利を重ね、日本滞在を長期化させるつもりだ。(筒井 琴美)

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