井上尚弥、WBSS決勝ドネア戦備え3日で100キロ爆走合宿

◆プロボクシング ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級(53・5キロ以下)決勝12回戦 WBA&IBF世界同級王者・井上尚弥―WBA世界同級スーパー王者ノニト・ドネア(11月7日、さいたまスーパーアリーナ)

 WBA・IBF世界バンタム級王者・井上尚弥が17日、ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ決勝のWBA同級スーパー王者ノニト・ドネア戦に向け、長野・軽井沢町で3日間で計100キロをこなす“超走り込み合宿”を開始させた。

 練習初日の朝からモンスターが全開だ。午前9時、WBC同級暫定王者で弟の拓真、いとこで日本スーパーライト級王者の井上浩樹(27)=大橋=とともに練習場所に姿を見せた。約1・5キロのジョギングで体を温めると、1キロの鉄アレイを両手に持ち、起伏のある山道や農道を約6キロ走った。気温23度ながら戻ってきた3人は汗だく。これで終わりと思いきや、さらに約10キロのロードワーク。最後は約80メートルダッシュを10本。じゃんけんで負けた選手は休む間もなく600メートルほどを走った。

 「涼しくていい。長いラウンドに備えて長距離ランを多くした」と尚弥。空気が薄い標高1200メートル以上の合宿で「心肺機能を高めるのが今回の目的」という。19日午後までに約100キロを走り込むのは長距離エリート並み。直近3戦で計4ラウンドしか戦っていないが、相手はドネア。あらゆる準備を整える。「合宿が終われば、減量に入る。いよいよだなという感じ」。鋼の体に光る大粒の汗の量がモンスターの気合の証しだ。(谷口 隆俊)

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