井筒親方の急死 弟・錣山親方は「本人は頑張ったから。褒めてあげるしかない」

両国国技館の入場口で来場者のチケットをもぎる錣山親方

 大相撲の元関脇・逆鉾の井筒親方(本名・福薗好昭)の死去が16日に明らかになったことを受け、弟の錣山親方(元関脇・寺尾)が17日、東京・両国国技館で取材に応じ思いを語った。井筒親方の病状については、約1カ月前に知ったという。詳しい病状などの説明は伏せたが「本人は頑張ったから。それを褒めてあげるしかない」と話した。

 一番上の兄で元十両・鶴嶺山とともに「井筒3兄弟」と呼ばれ、ファンに親しまれた。井筒親方の最期は兄とみとったといい「一番上の兄と最期、一緒になった。兄弟3人、両親の死に目に会えてない。兄貴と2人で見送れた。顔を見れたのが幸せだった」と、静かに語った。三兄弟の次男と三男。「しょっちゅうけんかしてた。チビ2人と言われてね。井筒からしたら、年が上なのにチビ2人と言われてきつかったかもしれない」と思いをはせた。

 相撲一家に育った井筒親方は、相撲が大好きだったという。悲しみをこらえながらも、錣山親方は「3人の自慢と言ったら、おやじとおふくろの子供で生まれてきたこと。井筒は一番最初におやじとおふくろの元に戻ったのかなと。そう思ったら、少しは気も楽になる」と述べた。

 自身の今後については「相撲一家に生まれて、相撲で飯食わせてもらって、相撲で終わっていくと思う。井筒が出来なかった分も少しでも、相撲協会にプラスになるように汗かくしかない」と決意を語った。

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