【石川】輪島が金沢に逆転勝利で夏7年ぶり8強…エース・川崎が好リリーフ&7回には涙の3点適時打

7回2死満塁で左越えの3点適時二塁打を放ち、ベンチに向かってガッツポーズする輪島・川崎俊哲

 ◆第101回全国高校野球選手権石川大会 第9日 ▽3回戦 輪島6―3金沢(22日・石川県立野球場)

 春季県大会4強の輪島が、春夏合わせて22度の甲子園出場を誇る伝統校・金沢に6―3で逆転勝利をおさめた。夏の県大会では2012年以来、7年ぶりに8強入りを果たした。

 雨の影響で約1時間遅れで始まった一戦は、初回に2点を先制されたが、輪島も2回に1点を返して反撃。2回からマウンドに上がった2番手・堂坂誠也(3年)が粘りの投球で追加点を許さなかった。さらに6回から3番手として登板したエースの川崎俊哲(3年)が、8回まで金沢打線を1安打に抑えるなどの好投で流れを引き寄せた。

 川崎は7回にバットでも見せた。適時打や押し出し四球で3―2と勝ち越して、なおも2死満塁のチャンス。「多分、外角のストレートだったと思う」(川崎)とバットを振り抜いた。金沢の3番手で2年生エースの小寺啓太から走者一掃の左越え3点適時二塁打。「みんながつないでくれたのがうれしくて…」と打席に立つ前から目には涙が浮かんでいた。その中での殊勲打に「三振してもいいと思って思い切り振った。うれしすぎて言葉にならない」と、試合後は満面の笑顔だった。

 最終回は金沢の粘りに1点を失ったが何とか反撃を断った。一昨年の秋の1年生大会では金沢に2―17の7回コールドで大敗した苦い経験がある。それから約2年後に果たした雪辱。川崎は「そこから2度の冬を越えて自分も成長できた部分はあると思う」と、うなずいた。次戦に向けては「全員で戦って楽しみたい」と誓っていた。

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