鴨居正和、背水の陣で本戦へ「負けたら引退のつもりだった」レスリング明治杯予選会

ローリングで加点し圧勝で本戦出場を決めた鴨居

◆レスリング明治杯全日本選抜選手権予選会▽フリースタイル65キロ級 鴨居正和(Tフォール)仁木智大(26日、東京・味の素ナショナルトレーニングセンター)

 レスリング明治杯全日本選抜選手権(6月13~16日、駒沢体育館)の予選会が行われた。12人を超えるエントリーがあった各階級で実施。山梨学院大OBの65キロ級・鴨居正和(27)=自衛隊=が勝ち上がった。

 元日本チャンピオンの鴨居は、テクニカルフォールで本戦進出を決めると「ここで負けたら引退のつもりだった」と明かした。17年に同階級で全日本選抜を制した後は、選手権と選抜の2大大会で思うような戦いができず、低調な結果が続いていたため、背水の陣で臨んでいた。

 復調のきっかけは後輩の元世界王者・高橋侑希(25)=綜合警備保障=からの一言。2月に母校へ合宿に行った際「前のスタイルに戻したほうがいいよ」と言われた。構えから全て大学時代のスタイルに戻すと、無駄な力が抜けて、得意だったカウンターが再び決まるようになったという。

 五輪階級の65キロ級は、後輩の乙黒拓斗(山梨学院大2年)が世界チャンピオンに君臨する激戦区。「この選抜がラストチャンスと思っている。誰が相手でも山場だと思って全部出して、(乙黒拓と)戦えるところまで勝ち上がっていきたい」と意気込んだ。(西村 國継)

最新一覧