竜電、2ケタ白星で初の技能賞 来月挙式に花添えた

碧山を破り、10勝目をあげた竜電(左)

◆大相撲夏場所千秋楽 ○竜電(上手投げ)碧山●(26日・両国国技館)

 甲府市出身の西前頭5枚目・竜電(28)=高田川=が、自身初の技能賞を獲得した。勝てば、新入幕だった昨年初場所の敢闘賞以来の三賞受賞が決まる東小結・碧山(32)=春日野=との一番を、上手投げで制した。

 千秋楽に熱の入った相撲を見せた。自身より41キロも重い193キロの碧山にも押し負けず応戦。右に左に動いて左前まわしを取ると、回り込んで上手投げで転がした。勝てば技能賞ということは「幕内土俵入りの後に知った。知らない方が良かった」と言うが、「その割には体が動いた」と、うなずいた。取組はトランプ米大統領(72)も観戦。「そうあることじゃない。光栄」と語った。

 初の技能賞には「そんなに技能はないですが…」と照れ、「(三賞で)一番うれしいかも。選んでいただけたということはいい相撲を取ったのかな」と感慨深げだった。来月9日の麻惟(まい)さん(33)との挙式・披露宴にも花を添えた。賞金200万円をゲット。「50万円くらいする治療器を買おうかな」。

 2場所連続で白星を2桁に乗せ、名古屋場所(7月7日初日・ドルフィンズアリーナ)では新三役の可能性もある。竜電自身は「無理でしょう?」と笑ったが、自己最高位(西前頭3枚目)更新はほぼ間違いない。「今場所はたまたま。また稽古して来場所頑張りたい」と先を見据えた。(三須 慶太)

最新一覧