【平野早矢香の目】伊藤美誠、サーブ研究されていた

3回戦で敗れた伊藤美誠

◆卓球 世界選手権個人戦第4日 ▽女子シングルス3回戦 孫穎莎4―1伊藤美誠(24日、ハンガリー・ブダペスト)

 24日の女子シングルス3回戦で孫穎莎選手(中国)に負けた伊藤美誠選手は、サーブがかなり研究されているように感じました。サーブの出すモーションも工夫していましたが、孫選手は見て判断するというより、ある程度決め込んで、待って打っているように見えました。中国はこういう点数の時にこんなサーブが多いとか、こういうパターンの時にはこのコースに打ってくるとか、かなり細かい研究をしている可能性があります。

 サーブで有利にできなかったことは大きかったですが、孫選手が強かったというのが一番の感想です。特にバックハンドの打点が高く、バック対バックの形でほとんど点数になりませんでした。それでも伊藤選手は途中から横回転を入れたり、ナックル気味のボールを入れたり工夫していて、自分の形や前にやった時のパターンにこだわらずに変えられるところはさすがでした。だからこのクラスの選手に勝ったり負けたりができるんだと思います。

 この試合に関しては、どの形で崩していくかが非常に難しかった。伊藤選手も自分の持っているものは出し切ったという気持ちはあると思います。(12年ロンドン五輪女子団体銀メダル、ミキハウス所属)

最新一覧