センターでもみせた ウォーレンボスアヤコ「試合ごとに成長を」

前半、ボールを持って突進するウォーレンボスアヤコ(中)

◆スーパーラグビー第10節 ハリケーンズ29(10―23、19―0)サンウルブズ(19日・秩父宮)

 日本チームのサンウルブズは、昨季4強の強豪ハリケーンズに23―29で逆転負けした。本職はNO8だがセンターで先発したラーボニ・ウォーレンボスアヤコ(23)が、先制トライを演出する活躍をみせた。前半6分、センターライン付近でのラインアウトから展開し、SOヘイデン・パーカー(28)=神戸製鋼=からパスを受け防御ラインを突破すると、左へコースを取って前進。最後は大外のウィング、セミシ・マシレワ(26)=近鉄=にフワッとパスを送った。

 「僕はそこまで足が速くないから、(外にいた)マシレワから声がかかって良かった」と控えめ。ディフェンスでも33分にゴールラインぎりぎりでタックルし、相手を外へ出すナイスプレーがあった。15日に高校時代に1度やったことのあるセンターでの起用を伝えられた。「今週は12番、12番だとだけ考えて準備してきた。コーチたちは細かいところまでシンプルに伝えてくれていたので助かった」と感謝した。

 後半途中からは本来のNO8に戻り「あれ? どうするんだっけ?」と迷った部分もあったという。BKでは求められるキックでは1本ミスがあり「守備も課題だった」と反省は尽きない。

 右腕に虎と般若、左腕にも虎のタトゥーが入る23歳は昨季までNTTコムでプレーし、9月20日開幕のW杯までに日本代表資格取得が見込まれている。複数ポジションができれば代表入りの争いでもアドバンテージになる。「まずは試合ごとに成長していいプレーを続けること。その結果を代表のコーチが見ていてくれたらいいと思う」。謙虚な姿勢で努力を続ける。

最新一覧