高良健吾、映画界の巨匠に菅原文太さんと呼ばれ「簡単には振り向けないですよ」

映画「多十郎殉愛記」の試写会で舞台あいさつした高良健吾(右)と中島貞夫監督

 俳優・高良健吾(31)が26日、大阪・北区の梅田ブルク7で主演映画「多十郎殉愛記」(4月12日公開、中島貞夫監督)の先行上映会で舞台あいさつに出席した。

 「木枯らし紋次郎」などで知られる巨匠・中島監督がオリジナル脚本で20年ぶりに長編のメガホンをとりった。「最後のメガホン」という覚悟で時代劇復活の願いを込めた今作で、高良は剣の名手である長州の脱藩浪士を演じた。

 中島監督はキャスティングの際に「映画が好きな人じゃないとダメだ」と注文したという。真剣に作品と向き合う高良に「彼の受けの芝居は文ちゃん(菅原文太さん)の初期の頃にすごく似ていて(撮影中に)『なあ、文ちゃん』と思わず言ってしまった」と明かすと、高良は「簡単には振り向けないですよね。。きっと僕のことを呼んでるんだろうなとは思いましたけど」と映画界のレジェンドに思いをはせた。

 本格的な殺陣にも初挑戦。撮影開始の1か月前から京都でけいこに励み、斬るだけでなく、斬られる練習も志願したという。「やってみて分かったのは、明らかに斬られる方が難しい。斬られ役が上手だから気持ちよく斬れる」とベテランの斬られ役俳優たちに感謝した。

 撮影中には、菅原さんや萬屋錦之介さん、高倉健さんら、往年の映画界を代表するスターたちとの撮影秘話を若いキャストに伝えていた中島監督は「みんな、いなくなっちゃった。でも、新しいスターが生まれています。高良健吾にはこれからの映画界を背負ってもらわないと」と期待していた。

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