【センバツ】山梨学院・菅野秀斗、イチロー流の出塁で「勢いをつけて8強に行く」

打撃練習で本塁打を放った山梨学院・菅野

 第91回センバツ高校野球大会が23日、甲子園で開幕し、5年ぶり3度目出場の山梨学院は、開会式で堂々と入場行進した。左のヒットマン、菅野秀斗二塁手(3年)は、その後、大阪・枚方市内で行われた打撃練習で本塁打を放つなど好調をアピール。現役引退を発表したマリナーズ・イチロー外野手(45)のようにヒットを量産し、初戦の札幌第一(北海道)戦の勝利に貢献する。

 昨夏に続く甲子園で入場行進しながら、菅野はウズウズしていた。「やっぱり人がたくさんいて、甲子園はすごいなと思った。ここでプレーできると考えるとワクワクする。モチベーションも上がってきたので、早く試合がしたい」。その目はギラリと輝いていた。

 試合が待ち遠しいのは、自信の表れでもある。開会式後の打撃練習では、第1打席でいきなり本塁打。92メートルの右翼フェンスを軽々と越え、両翼95メートルの甲子園でも十分な一発に「最初のスイングで捉えられたので、調子がいいのかなと思う」と胸を張った。

 昨夏の甲子園初戦(対高知商、12●14)で4打数2安打2打点と活躍。秋の関東大会準々決勝の前橋育英(群馬)戦は4打数4安打4打点の大当たりで、9―1の7回コールド勝ちに貢献し、センバツ切符をつかんだ。新チームの公式戦は8試合で23打数11安打、4割7分8厘の高打率を誇る。17日に行われた高崎健康福祉大高崎(群馬)との直近の練習試合でも4打数4安打と、左のヒットマンが本領を発揮している。

 イチローの引退発表には衝撃を受けた。「偉大な打者なので、プレーしている姿が見られなくなるのは寂しいですね」。日米通算4367安打を誇るレジェンドの打撃を「いろいろなボールへの対応がすごい。マネしたいと思って見てきました」と参考にしてきた。

 札幌第一戦へ「まずは1勝して、勢いをつけて8強に行く。個人的な目標は打率5割で、本塁打も打ちたい」と気合十分。イチローばりの活躍で、聖地を沸かせてみせる。(竹内 竜也)

 ◆菅野 秀斗(かんの・しゅうと)2001年9月17日、東京・日野市生まれ。17歳。南平小では南平アトムズ、七生中では八王子シニアでプレーし、3年春の全国選抜大会で主将として3位に貢献。山梨学院高では2年春からベンチ入り。高校通算11本塁打。50メートル6秒0、遠投100メートル。170センチ、72キロ。右投左打。家族は両親と姉2人、兄。

 ○…主将の相沢利俊投手兼一塁手(3年)も、菅野と同じく昨夏に続いて甲子園で入場行進。「昨年は後ろの方でしたが、今日は(主将として)選抜旗を持って先頭ということで、自分が引っ張っていこうという気持ちになったし、ここで勝ちたいという気持ちが強くなった」と話した。札幌第一戦に向けては「エラーをしない、バントを決めるなど、基本的なことをしっかりやる」と抱負を語った。

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