宝塚花組・明日海りお涙の退団会見「組子のみんなが泣いてくれてうれしかった」

引退会見を行った明日海りお

 11月24日付で宝塚歌劇団を退団することが決まった花組トップスター・明日海(あすみ)りおが13日、大阪市内のホテルで会見した。純白の上下に身を包んで登壇し、「最後までもっともっと、憧れている男役の幅を広げて、花組がよりよい組になるよう、自分のすべてをささげたい」と完全燃焼を誓った。

 トップ在任歴は退団時で5年6か月。平成入団の生徒では星組・柚希礼音の約6年に次ぐ長期政権で、花組の先輩・春野寿美礼とほぼ同じだが、数日分、明日海の方が長い。平成就任のトップでは宙組・和央ようか、柚希に続いて3番目の長さ。

 「自分がどのくらいまでトップにいさせていいものか、下級生たちが窮屈に感じているんじゃないか、と早い段階から感じていた」といい、昨年の「ポーの一族」の頃に劇団に卒業を相談。同公演中に、組子の頑張りを役を通じて目にして「私がいなくても大丈夫じゃないか」と確信したという。

 3代目の相手役・仙名彩世(せんな・あやせ)が4月28日で先に退団するが「『2人で一緒に退団したら』という声もありますが、ちゃんとサヨナラショーをして彼女が主役で輝くのがうれしい」と、仙名退団の次の大劇場公演での卒業になった。

 組子には、今月10日の「CASANOVA」の終演後に告白。「そろそろと分かっていると思って、ビックリしないだろうと思っていたら、みんなボロボロと泣いてくれて…」と自身も涙を流しながら説明。会見に同席した小川友次理事長(62)にハンカチを渡されると「ハンカチ、あります!」と制しながら「人の泣き顔を見てうれしいというのは、どうかと思うんですが、みんなが泣いてくれてうれしかったです」と振り返った。同期の雪組トップスター・望海風斗(のぞみ・ふうと)には昨年暮れの「タカラヅカスペシャル」の楽屋で卒業を明かした。「泣いてました」と話した。

 入団から16年。「つらかったのは組替え」と13年に月組から花組に異動したことを挙げたが、同時に「花組の男役になり、トップとして恥ずかしくない舞台人になるよう頑張れた。私のタカラヅカ人生の中で幸せだったと思います」と最大の転機になったことを振り返った。

 退団後については「まず職探しをしないと」と笑わせ、「自動車免許を持っていないので教習所に行きたい」と現実的な目標も。結婚の質問には「未知ですね。台湾で占いをしてもらって『結婚線が何本かある』と言われましたが、かわいい娘役を何人ももらい、消滅したのでは」と、次の華優希(はな・ゆうき)で4代目パートナーを迎える“トップ・オブ・トップ”らしいジョークでかわした。

 

 サヨナラ公演は「A Fairy Tale―青い薔薇(ばら)の精―」「シャルム!」(兵庫・宝塚大劇場で8月23日~9月30日、東京宝塚劇場で10月18日~11月24日)。

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