学生3大駅伝オール区間賞の青学大・吉田圭太らが5か月の長期留学に出発

ニュージーランド留学へ出発した青学大の吉田圭太(左)と神林勇太

 第95回箱根駅伝(1月2、3日)で2位だった青学大の吉田圭太(2年)と神林勇太(2年)が21日、地球社会共生学部の必須カリキュラムとして、ニュージーランドへ約5か月の長期留学に出発した。7月8日に帰国するまでネルソンマルボロ工科大学に通いながら2人で練習を行う。箱根駅伝9区を含め、18年度の学生3大駅伝すべてで区間賞を獲得した吉田圭は「英語の不安はありますが、せっかく留学するので、将来、海外遠征に行った時に困らないくらいのレベルなって帰ってきたい」と意欲的に話した。

 成田空港に現れた2人の学生ランナーは慣れない様子でニュージーランド行きの搭乗手続きを行った。「ひとりだけならつらいけど、2人なので」と吉田圭と神林は異口同音に苦笑いした。

 トップレベルの学生駅伝ランナーとしては異例の長期留学だ。競技を優先した留学は珍しくないが、吉田圭と神林の場合は青学大地球社会共生学部の一学生として留学する。7月の帰国まで学業が優先され、上半期最重要試合の関東学生対校(5月)も欠場する。

 主に2人で練習を積むが、3月下旬にはニュージーランドで行われる日本陸連主催のマラソン合宿に一部合流する。合宿に参加予定の井上大仁(26)=MHPS=、服部勇馬(25)=トヨタ自動車=らトップランナーから得られるものは大きい。17日の熊日30キロロードレースで日本人学生歴代3位タイの1時間29分47秒と好走した吉田圭について、原晋監督(51)は「来季、マラソンに初挑戦してもらいたい。そのための良い刺激になるはず」と期待する。吉田圭自身も「30キロを経験したことでマラソン選手のすごさが改めて分かった。一緒に練習させてもらう機会があれば、そのすごさを体感したい」と前向きに話した。

 留学期間中は地元の記録会や草レースに積極的に参加する予定。18年度は学生3大駅伝に一度も出場できなかった神林は「多くのレースに出場し、自分を追い込んでいきたい」と飛躍を誓った。

 4月から地球社会共生学部の教授を兼務する原監督は、選手寮近くの東京・町田バスセンターで2人を見送った。「語学力が身につくだろうし、将来、世界で活躍で活躍するためにプラスになるはず。初めての試みなので競技面では心配があるが、ひとりの人間、学生として大きくなって帰ってきてほしい」とエールを送った。

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