池江璃花子、白血病で療養専念…年始から体の不調 8日に緊急帰国し再検査、即入院

18年11月18日の北島康介杯・女子100メートル自由形決勝で日本新記録をマークした池江璃花子

 2020年東京五輪の金メダル候補で競泳女子のエース、池江璃花子(18)=ルネサンス=が12日、自身のツイッターを更新し、白血病を患っていると公表した。1月からのオーストラリア合宿中に体調を崩し、8日に緊急帰国。検査の結果、病名が判明し、そのまま入院していることが明らかになった。復帰時期は未定で、4月の日本選手権の出場も断念し、当面は療養に専念する意向。担当医師から早期発見と伝えられ、専属の三木二郎コーチ(35)は五輪へ向け「可能性はゼロではない」としたが、衝撃はあまりに大きい。

 池江が突然の病魔に襲われた。12日午後にツイッターを更新。「この度、体調不良としてオーストラリアから緊急帰国し検査を受けた結果、『白血病』という診断が出ました」と告白した。「私自身、未だに信じられず、混乱している状況です」と率直な心境をつづった。

 病名公表を受け、日本水泳連盟の上野広治副会長(59)、三木コーチらが都内で緊急会見。上野副会長は詳細な診断の明言は避けたが、「(医師から)早期の発見ができたとの説明を受けている」と話した。「今後、非常に厳しい道のりになるが、ぜひとも20年の五輪選考会のスタートに立てるように温かく見守って」と神妙に続けた。

 1月18日から豪ゴールドコーストで強化合宿を行い、2月10日に帰国を予定していた。しかし、練習中に「今まで見たことのない、肩で呼吸するような場面があった」(三木コーチ)ため、4日に現地で心電図と血液検査を行った。8日朝に帰国を早め、その日のうちに再検査。病名が判明し、即入院したという。公表は周囲への影響も考慮し、本人が望んだものだった。

 ジャカルタ・アジア大会で女子史上初の6冠など、2018年は快進撃だった。しかし、19年は年始から体の不調を漏らしていた。昨年末の米アリゾナ州での高地合宿では、おなかを下して体重を1、2キロ落とし、練習を休んだこともあった。年明けのイベントでも体の重さを訴え、1月13日の三菱養和スプリントでは今季初戦に臨むも得意の100メートルバタフライで1分0秒41。自己ベストよりも4秒以上も遅く「体の重さが抜けない」と話していた。

 復帰時期は未定だ。16、17日のコナミオープン(千葉)、7月の世界選手権(韓国・光州)の代表選考会を兼ねた日本選手権(4月2日開幕)出場も回避し、闘病に専念する。池江はツイッターで「しっかり治療をすれば完治する病気」とし「1日でも早く、また、さらに強くなった池江璃花子を見せられるよう頑張っていきたい」と前向きなコメントを連ねた。

 約1年半後に迫った五輪本番。五輪代表は来年4月の日本選手権での一発選考となるが、現状特別な救済措置などは想定されていない。三木コーチは五輪について「本人が本当に一番ショックだと思う。ただ、この病気と闘っていくことでまた新たな池江という選手が強くなって戻ってくると我々も信じている。まだ可能性はゼロではありませんので」と、復帰まで全力で支えていく考えを示した。

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