NHK放送総局長、大河「いだてん」スタートに「1回1回の数字を気にはしていません」

「いだてん」に出演する(左から)阿部サダヲ、松坂桃李、星野源、松重豊、中村勘九郎

 NHKの放送総局長の定例会見が23日、東京・渋谷の同局で行われた。

 6日に平均視聴率15・5%でスタートした大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(日曜・後8時)について、木田幸紀放送総局長は「宮藤官九郎さんの脚本の世界はすごく面白かったと、分かりにくかったが交錯すると思います。(朝ドラの)『あまちゃん』もそうだった。いろんな仕掛けが交錯する脚本なので、1回見て、全てが分かるものではなく、何回かNOD(NHKオンデマンド)などで見返してもらって分かるのでは。1回1回の数字を気にはしていません」と話した上で「オリンピックの精神、戦争などに直面していく大きな運命の歯車を描いてくれると思う。終わってみたら大河らしい大河になるのでは」と続けた。

 また、近現代を描く大河の難しさについては「信長、秀吉などと違って、今回は余計に知られていない裏方の世界でもあるが、それがそのまま視聴率に結びつくとかでなく、こんな人がいたんだという発見はドラマを見る大きな楽しみ。制作者にとっても大きな志を得たもので、視聴者の皆様にも伝わっていくと思う」と自信をのぞかせた。

 ドラマは主演を中村勘九郎(37)と阿部サダヲ(48)が務め、東京高等師範学校の嘉納治五郎校長の元に五輪の招待状が届いた1909年から64年の東京五輪開催までの激動の55年間を描く。12年ストックホルム大会で、マラソン選手として日本人で初めて五輪に出場したが不本意な結果に終わった金栗四三(中村勘九郎)と、東京に五輪を招致するために尽力した日本水泳連盟会長・田畑政治(阿部サダヲ)を中心に2部構成で展開。

 宮藤官九郎氏(48)が脚本を手掛け、ビートたけし(71)が物語の語り部となる伝説の落語家、5代目・古今亭志ん生を演じる。(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)

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