天理大、今季初黒星で初V逃す…島根主将「テンポ潰された」

優勝を逃し悔しがる天理大フィフティーン

◆大学ラグビー ▽決勝 明大22―17天理大(12日・秩父宮)

 ノーサイドの瞬間、今季初黒星で初Vを逃した天理大の黒ジャージーが立ちつくした。11年度以来2度目の決勝。明大戦は大学選手権5戦5敗と紫紺の壁は厚かった。小松節夫監督(55)は「明大さんは昨年決勝で悔しい思いをされた。うちは7年ぶり。その差かも」と経験値も敗因に挙げた。

 明大の激しい重圧を受け、歯車が狂った。準決勝では平均体重で約10キロ重い帝京大FWを押し込んだFWがスクラムで圧倒できず、逆に押される場面も。ラインアウトとラックで次々とボール奪取された。2トライのフッカー島根主将も「ボールに絡まれテンポを潰された」。堅守も綻び、今季初めて20失点以上を喫した。大柄なトンガ勢も攻め急いで孤立し反則やミスを連発。今季初めてノートライだったウィング久保は「焦るなと言いながらも焦った…」。

 84年度の同大以来34大会ぶりの関西勢Vはならず、今季トップリーグVの神戸製鋼、高校ラグビーVの大阪桐蔭との初の“関西3冠”も逃した。だが、準Vの11年度主将で15年W杯日本代表の立川理道(クボタ)は「FW力が上がった分、僕らの代より強い」と後輩の成長を認める。左膝負傷を押して出場した2年生SO松永は「こういう大舞台で力を発揮できる選手になって、また帰ってくる」。頂点への挑戦は終わらない。(田村 龍一)

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